パウダータイプのプロテインをスポーツショップやネット通販で探すと、実にさまざまな種類が売られています。その中で、持久力、瞬発力、ウエイトアップ等の効果による種類の分類については殆ど気にしなくて良いです。私が大学時代にある授業の担当だった教官(当然体育が専門)は、鼻で笑ってましたね。というのも、その人の体がどういう方向性で発達するかは、どのような練習あるいはトレーニングを行ったかの影響が支配的であり、摂取する栄養素の種類(アミノ酸の種類)で変わるような部分は無いとは言いませんが、ほぼ無視して構わないレベルでしか影響しないからというのがその理由のようです。
 また、吸収性に違いをうたう高価なプロテインもありますが、そもそも一般的な食物の摂取からプロテインの摂取に変える事による吸収速度の改善が非常に大きく、それに比べればプロテインの種類による吸収速度の差はあまり大きくないので、そこまで気にしなくても良い(普通のプロテインで十分)です。
 何由来かという分類については、とりあえずホエイ(動物由来)を選んでおけば良いと思います。プロテインを取る理由自体が素早く補給したいという目的が大きいので、そこであえて吸収の遅いプロテインを取る理由が無いからです。もしその目的でタンパク質が撮りたいなら、普通に食事から摂れば良い話ですし、サプリメントという考えからも逸脱してしまっていると思います。
 また、必須アミノ酸がすべて含まれているという意味でもホエイが適しています。但しホエイは乳由来なので、アレルギー等で問題がある人は別の(例えばソイ)プロテインを探すとよいでしょう。

 では、プロテインを選ぶ際に何に一番注意しなければならないかというと、タンパク質の含有割合です。これは、製品によってかなりの差があります。中には、成分の7割強を炭水化物が占め、タンパク質(アミノ酸)の含有割合は2割にも満たないという、それはプロテインなのかと疑問に感じるような製品もかなりある(安価な製品に多い)からです。成分の目安として、タンパク質の含有割合が7割を超えてれば問題ないでしょう。
 それ以外は殆ど気を付けることはなく、安価であったり味が良いと評判のもの(これも結構大事です)を選べばよいです。プロテインの質を求めたい人は、グルタミンが入っているかどうかまでは気にしてよいかもしれません。但し、それ以上を求めるととてもコストパフォーマンスが悪いですし、プロテインはあくまでサプリメントという観点からも外れ気味になってきます。お金に糸目は付けないのでとにかく最高の物が欲しいというなら、それはその人の自由なので止めませんが、最低限食事をおろそかにするような事は避けてください。
 プロテインは非常に高価という訳ではありませんが、決して安価なものでもありません。また、継続して取り続ける必要もあるので、そのあたりはよく考えて選択した方が良いでしょう。
 私のお勧めはこのシリーズです。他と比較して特に高価という訳ではなく、プロテイン含有割合は7割を超え、ある程度大きなスポーツショップだと大抵おかれているので入手性も良く、味についても悪くありません。まあ、私の好みに合っているだけという可能性もありますが。件のサイトはややオーバーに書かれてますので(まあ製品を売るために書いてるしね)、嘘が書かれているとまでは言いませんが、話半分にとらえていた方が良いでしょう。ただ、割と体系的に色々と情報がまとまっていたりするので、参考の一つとする分には有益だと思います。しかし、このサイトの情報だけをソースに物事を考えると結構問題があるので注意してください。
 他のメーカーで無難なところだとsavasの製品が定番で、非常に入手性も良いのでお勧めです。スポーツショップでなくても、ちょっと大きなドラッグストアに行けば結構取り扱ってますしね。
 後言うまでもないことですが、両方ともアンチドーピングの認証をきちんと得ています。今時アンチドーピング認証を受けていないプロテインはそう無いとは思うのですが、海外製のものについてはネット通販だとそのサイトだけで確認できない場合もあるため、念のためオフィシャルサイトなどで確認した方が良いと思います。

 プロテインサプリメントについてある程度説明しましたが、何度も繰り返し言う通りプロテインはあくまでサプリメント(補助食品)でしかありません。これらが効果的となるのは、ベースとなる食生活があってこそです。サプリメントに頼るあまり食事を疎かにしたり、サプリメントを買うために食費を削るなどということは絶対にあってはいけません。優先順位は、絶対に通常の食事を上においてください。通常の食事だけではどうしてもカバーが難しい局面だけ、サプリメントを活用するようにしましょう。