フットバッグの練習に関する考察をある程度の回数にわたって更新してきたわけですが、そう言えば私のスタンスについて書いたことがないなあとふと思ったために、ここに書いておきます。

 私が書いた記事の中で、「真に正しい」知識はどれだけあるのか。これは「0」であると断言できます。それは、科学的であろうとしたら決して比喩でも誇張でもなく、こう考えてないといけないのです。なぜならば、常に反証可能性をもたなければそれは科学ではないからです。とても大雑把に言ってしまえば、より良い理論が出てくれば、あるいは現在の理論を覆すような結果が出てくれば、今まで正しいとされていた理論は覆されなければならないということです。
 
 確かに、私がこれまで学んできたこと、今も学び続けていること、そして自分の体で検証し続けていることをもとに、現時点で最も効果的であろうことを書いてはいますが、それよりも良い理論はいずれ必ず生まれてきます。わずか40年~50年ほど前は、うさぎ跳びがトレーニングとして有効と考えられ、練習中に水を飲むと持久力が落ちると信じられていたのです。そして、今からするとこれらの理論について馬鹿らしく感じる人が大多数でしょうが、いま私たちが信じている理論が、50年先の未来から見れば練習中に水を飲むと持久力が落ちるといったような理論と同レベルに馬鹿らしい理論であると証明されているかもしれないのです。

 だからこそ学びというものは一生続くものですし、自分が学んだこと、経験したことを絶対視してはいけないのです。これは常に戒めとしなければならないと大学時代に教えられました。コーチング論の授業で言われた、「学ぶことを止めた人間は教えることを止めなければならない」というのは至言だと思います。