動画紹介 Vasek Klouda
特徴:総合力、フリースタイルにおける構成力、symposium系統のトリック全般、eggbeater、barrage、whirl、swirl、double down、quantum set:vasek klouda
 恐らくほとんどの人が同意すると思いますが、私はフットバッグ史上で最も高い技術を持ち更に安定性と両立させた選手としてvasek klouda以外に挙げられません。特に2004~2007年の間の動画は、今見返してもやはりこのレベルに到達した選手はまだいないと思わされます。
 ほぼ全ての技術において非常に高いレベルを有し、安定性もとてつもなく高いです。特にwhirlとswirl系統の技術は間違いなく随一でしょうし、double downについてもvasekが一番参考になると思います。
 また、PS whirlが得意な人なら7addへのチャレンジとしてmontageが真っ先に候補に挙がるという人もいるでしょうが、montageを参考にするならばやはりvasekをおいて他にいないでしょう。
ただし、monatage swirlの成功例はdavid clavensしか収録していない(というか私が他に知らない)と思うのですが、やはりmontageの完成度という意味ではvasekが一番参考になると思います。
 またsymposium系統の技術力も非常に高く、vasek程多彩にしかも連続でsymposium系統の技を行える人を他に見たことが有りません。特にsymposium double downをあれだけ安定して両サイド頻繁に使える選手はvasek位でしょう。これは単純な身体能力の高さのみではなく、自分の体を上手く使う能力が非常に優れているからだと考えています。
 私が見る限りではどちらかというとアウトデックス系のトリックを好む傾向があるように見られますが、特にインデックス系が劣るという事ではありません。ですがblurよりもblizzardを、dloよりもeggbeaterを使う傾向が見られますし、特にeggbeaterは様々なセットと組み合わせて頻繁に使っていますので非常に参考になります。
 また、barrage系統のトリックとしてflurryとbaroqueはvasek以上の完成度を持っている人はいないと思います。特にflurryはクリーンさでも安定性でも、そして技術の高さでも随一でしょう。
 セット各種も特に苦手な系統が無いようで、ほぼすべてのセットを高水準でこなします。ですが、その中でもquantumについてはvasekを参考にするのが一番いいと思います。特にquantum duckingは収録している選手が殆どいないので、格好の材料でしょう。
ここに挙げなかった技術でもほぼ全ての技術において高いレベルで実行するために、誰か一人の動画しか見られないあるいは見たくないというならば、私はvasek以外を推薦できません。それほどにあらゆる面で技術力が高く、高次元でバランスのとれた選手だと思います。
 更にフリースタイルの演技構成力はいまだにvasekが頭一つ抜けていると思います。音楽と合わせた演技構成と、それを達成する高い技術は他の追随を許さぬレベルだと思います。特にワールズ2006のセミファイナルは、音楽とのシンクロニティ、演技構成、トリックのバリエーション、全体の難度など全てにおいて桁外れにレベルが高く、フットバッグをするならば絶対に見るべき動画の一つだと思います。

参考動画
1.FEET ON FIRE(http://www.naranja.co.jp/juggling/web-pages/4032?wcid=13)
のっけから商品DVDの紹介で申し訳ありません。ですが、フットバッグの動画を語る上では外す事の出来ない動画です。実に多くの高難度トリック・ドリルが収録されています。Montage > Blurry Flurryはこの動画以外では見たことがありませんね。画質はお世辞にもいいとは言えませんが、それでもこれ以上に参考になる動画は無いといっていいのではないでしょうか。

2.Stand Alone(WFC04):2004年のフリーシュレッドです。画質が非常に悪いのが残念ですが、それでもなお必見の動画だと思います。基礎技術を高めていくとこうなるんだよ、というお手本のようなスタイルです。この後はwhirrを多用するスタイルになっていくので、このころの動画の方が好きという人も多いのではないでしょうか。

3.WFC04:内容的にはStand Aloneとほぼ同じですが、視点が違う動画です。また、こちらの方が画質は多少ましなので見やすいというのもいいです。あとは、俗に言うVasek Drill(Barfly > Barrage > Paradon > Flurry > Paradon > Repeat)を正面からとらえており、しかもアップに編集してあるので参考にするにはもってこいの動画です。

4.Final Shred – ffo 2004:上記の動画とはややスタイルが違う動画です。Vasek一人の動画ではないのですが、動画の大半をVasekが占めています。Symposium Flurry > SS Symposium Whirl > Repeat、Mind Bender(Ducking PDX Blender) > Spinning Osis > Repeat、Symposium Barraging PDX Quantum Butterfly(誤記じゃありませんよ)等が見られます。またDuckingやDivingからのSwirlも多用しているので参考になります。

5.King Of Footbag:言わずと知れた名作です。こちらはBGMがオリジナルの方です。Vasek StyleのWhirr、Double Spinning Whirlが非常に参考になります。また、2004年の動画では少し残っていた荒やぎこちなさの殆どが解消され、様々なトリックの完成度が上がり洗練されています。2004年の動画と見比べる事で、技術を洗練させていくというのはどういう事かを理解することができると思います。

6.Vaska in Paris I:2006年のVasekの動画です。Quantum Duckingを見たいときはいつもこの動画を見ます。ややToe系のトリックが多いスタイルなので、King Of Footbagとはまた違った良さがあります。

7.Worlds 2007 Circle Contest:40分を超える大作であり、Vasekに限らず素晴らしいシュレッドが数多く収録されているのですが、どんなに探しても元ファイルも動画共有サイトでも見つけることができませんでした。内容としては、Worlds 2007のCircle Contestのシュレッドを集めた動画です。Feet On Fireが商用なので、無料で見られるVasekの2007年のシュレッドとして非常におすすめなのですが、無断で再アップするわけにもいかないので紹介のみに留めます。フットバガーなら持っている人も多いと思いますので、知人に持ってないか聞いてみるのも一つの手です。

8.World Footbag Champs 06 – Vasek Klouda (quali):2006年ワールズのセミファイナルの動画です。動画名ではqulificationと書かれていますが、多分間違っています。恐らくフットバッグ史上、最もレベルの高いフリースタイルです。平均ADDは驚異の3.17であり、コンタクト数の2割近くがフィアレス以上、トリプレスでもWhirrやFlurry、TATW等高難度の4ADDが多く、平均ADDが高いのに全くアドハンティングな内容ではないという恐ろしい内容です。また左右対称性、音楽とのシンクロニティ、バラエティ、演技構成などいずれの要素も素晴らしく、フットバッグの動画の中でも必ず見なければならない動画の一つと言っていいと思います。

9.Footbag World Championships 2006 – Vasek Klouda Qualification Routine:こちらがWorlds2006のQualificationの動画です。セミファイナルの動画はかなり構成が練りこまれた感があるのですが、こちらはどちらかというと自由奔放に蹴っている印象です。当然内容的にもレベルが高く、よく持久力が切れないなと驚くほど激しい内容です。

10.EFC 05 (Vasek Klouda semifinals):2005年のユーロセミファイナイルです。個人的に最も好きなフリースタイルです。難度という意味では上記二つの動画よりもちょっと低いとは思いますが、演技構成と音楽のシンクロニティでは最も参考になる動画の一つだと思います。

11.Vasek World Footbag Championships 2005 Prelims:こちらも非常に有名なVasekのフリースタイルで、2005年ワールズのQualificationだったと思います。ですが、著作権の問題で音声がミュートになってしまっているのが残念でなりません。使用音源は上記のEFC05と全く同じなので、代替案としてこちらの動画を26秒の時点(VasekがToeにバッグを置き準備している状態)で一時停止し、上記のEFC05の動画を最初から再生します。そしてその音声をバッググランドで流しながら本動画に戻り、最初の男性の歌詞が途切れた後に入る最初のシンバル音に合わせて一時停止を解除すれば、疑似的にではありますが音楽に合わせて見ることができます。

12.Footjam 05 (Vasek Klouda shred30):こちらは2005年のFootjamのシュレッド30の動画です。30秒ですがこれほど密度の濃い動画もそうないです。これより高い得点のシュレッド30もありますが、個人的には一番これが参考になります。とにかく基礎になるトリックとその発展形のトリックを中心に安定してクリーンに行っているため、初級者から上級者まですべての人の教科書たりえる動画だと思います。

他にも紹介したい動画はたくさんあるのですが、ひとまず締めます。
Vasekの動画はとにかく豊富で何を見ればいいか迷うことも多いと思いますが、個人的には2004~2007の動画を中心に見ればいいのではないかなと思います。ただ、何を見ても大抵の動画は参考になるので、手当たり次第に見てもいいような気はします。フリースタイルフットボールの動画も多いので、興味のない人は選別するのがちょっと大変かもしれません。