主な技術系統:dlo、drifter、blazing、barraging

 dloとdrifterについてはやはりDavid Clavensが一番参考になるのではないかと思います。様々なデックス系のセットとの組み合わせも頻繁に行いますし、ducking、spinning、gyro等との組み合わせも非常に安定しています。勿論他にも高いレベルの人は多いんですけど、各種動画を見る限りではDavid Clavensが一番参考になる部分が多いと思います。
 blazingについては彼が随一と言ってもいいんじゃないでしょうか。特にblazing ducikingは他で見たことがほぼないですし、動画も豊富なのでお勧めです。
 barragingについてもdavidの動画は参考になる動画が多くあります。nemesis3連続、bs nemesis、genesis swirl、genesis連続、Alpine Furyなどとにかく何でもござれ。

David Clavensの特異性について
 私は個人的に、david clavensは「反復練習による精度向上の到達点としての最高峰」だと思っています。セットを同じ場所に上げ、同じタイミングと同じフォームでデックスし、同じタイミングと同じ場所でストールを行えば必ず成功する、というのを彼程感じさせる選手はいません。そしてそれらは、反復練習による精度の向上が最も重要な要素となります。
 それが機械的に見えてしまう事もあるからか、彼のスタイルは好きじゃないという意見も時折modifiedで見かけるのですが、彼ほど参考になりまた基本に忠実な選手はいないと思っています。とりわけ、コーディネーション能力が特に優れている訳ではないプレイヤーにとって、彼のシュレッドは最も参考になりまた目指すべき方向性と言えるでしょう。
 なお、この事はDavid Clavensがコーディネーション能力が優れていないと言っているわけではありません。むしろかなり優れている方なのですが、彼はそれを活かしたシュレッドを行うよりもシュレッドの安定性を優先し、同じテンポを刻むことを優先しているように見えます。ですがコーディネーション能力が優れているので、時折リズムを崩すことが有ってもその能力を活かし上手くリカバリーしています。もし彼がコーディネーション能力に乏しければ、リズムを崩した時点でミスが多くなるはずです。彼がリッピンランにおいて強さを発揮するのもここに要因があると言えるでしょう。
また、david clavensもフリースタイルの演技構成が非常にうまい選手です。特に音楽とのシンクロニティの面では参考になる演技が数多くあります。

Autumn 2012 – Freestyle Footbag

あまりに有名な動画ですが、おそらくDavid Clavensがもっともキレのあるシュレッドを行っているのがこの動画です。高難度のトリック、コンボ、シュレッドが多数収録されています。特にFurious Duckingは必見。個人的な意見ですが、Vasek KloudaのFeet on Fireに対抗できるレベルの動画はこの動画くらいじゃないかと思っています。

Winter 2 – David Clavens

こちらも非常に有名な動画で、タイトルからしてAutumnの続編だと思われます。身体のキレはAutumnほどではありませんし全体的なシュレッドの難度もやや落ちますが、身体操作の技術、専門技術の洗練度、無駄の少なさ等は本動画のほうが優れていると感じます。

pittsburgh hack
http://www.footbag.org/media/431/3-clavenspittsburgh618.wmv(動画ファイルへの直リンクです)
こちらの動画は多分Youtubeに上がっていないので、Footbag Worldwideの動画公開場所にある動画への直リンクです。サイトそのものが非常に探しにくい構造になっているのですが、http://www.footbag.org/gallery/showset/431がDavid Clavensの動画が公開されている場所です。もっとも、最近の動画は全てYoutubeにのみアップされているので、こちらは過去の動画ばかりですが。基本的にDavid ClavensはAutumnとWinterの動画二つが技術的に最高峰で大抵の動画の上位互換なので、過去の動画をあえて見るという必要はあまりないと思っています。もっとも、この動画は数少ない例外で、Blazing関連のトリックやドリルが多数収録されていること、Alpine Rubbermanが収録されていることを理由に紹介しています。

cleaver / flash
http://www.footbag.org/media/431/cleaverflash.wmv(動画ファイルへの直リンクです)
数少ない例外その2です。こちらはJack Pot(7ADDのトリック3連続)が収録されているために紹介。

Fear of Fives

例外その3。こちらも非常に有名な動画で、フィアレスのみを収録した動画です。因みに本動画の本来のタイトルはfive is my favorite numberのはずですが、本人がYoutubeにアップしていないためにタイトルが変わったようです。

Dave Clavens Funtastiks 2010 Dropless Finals Routine

個人的にDavid Clavensのフリースタイルの中で最も参考になると思っている動画です。Funtastiks 2010の動画は1st Roundの方が紹介されることが多いですし技術的に難易度が高いのも1st Roundだとは思うのですが、フットバッグを演技種目と考えたときに、きちんと構成が練りこまれ完成度が高いのはどちらかと考えたときに、私はファイナルの演技に高い評価を与えるべきだと思うのです。

Euros 2010 – 1. David Clavens

こちらはDavid ClavensがEuro2010で優勝した際のファイナルの動画。ほぼ同じ構成でセミファイナルも演技してますが、ファイナルのほうが完成度が高いです。演技構成、難度、バラエティ、音楽とのシンクロニティ等あらゆる点で高いレベルを誇る素晴らしい演技です。余談ですが、この後に行われたWorlds2010では何故かEuro2010よりも低いレベルの演技(多分安全策を取ったんだと思いますが)をしてしまったために2位でした。Euroと同等の演技ができていればほぼ間違いなくWorldsでも1位が取れたと思います。演技種目といえども戦略や戦術は必要であり、また精神的な影響がいかにパフォーマンスに影響しまた結果を左右するかということを大いに示した二つの大会だと思います。

Montage Swirl by David Clavens

タイトルの通りですが、Montage Swirlのおそらく初メイク(この言い方は日本独特らしいですが)の動画だと思われます。MontageからSwirlって間に合うのかよ!と当時は画面に向けて思わず声に出して突っ込んだ覚えがあります。もっとも、今ですら信じがたいレベルのトリックではありますが。

 David Clavensは非常に動画が豊富なプレイヤーで、ここに挙げた動画以外にも素晴らしい動画がたくさんあります。その中でも特徴的な動画を厳選したつもりではありますが、他の動画も大いに参考になるものばかりなので、とにかく片っ端から見てみるのもためになると思います。