非常に難易度の高い技術においては無意識化が現実的には困難であるということも当然考えられます。フットバッグで言えば、目安として7ADD以降のトリックはかなり無意識化の難しい技術と言えるでしょう。
 フリーシュレッドでは割と7ADDを平気で成功させる選手ですら、競技のフリースタイルでは殆ど7ADDにチャレンジしないのもここに理由があると考えています。 基本的に難しい技術ほど無意識化が困難なため、現実的でない挑戦は無駄とは言いませんが徒労に終わる可能性が高いので注意が必要です。
先にも述べたとおり、完全に無意識化できるトリックの現実的なラインは、少なくとも現状では6ADDまでだと思います。 更に、6ADについても難易度が高いとされているトリック(nemesisやatomic double down swirl等)やそれ以下でも非常に難易度の高いトリック(triple swirlやducking DSO等)は相当に厳しいでしょう。
 無意識化できる6ADDのトリックはblenderやtorqueをpdx絡みで取り入れられるトリックや、ddo(double down osis)を絡めたトリックが殆どだと思います。具体例を挙げると、foodprocessor、blurry torque、locomotion等です。
 なぜこのあたりに境界線があるかという事はいくつか理由があると思いますが、私は動作を分解したときに概ね主動作が3以上のフェーズに分かれる動作、セットを含まずにフルデックスでダブルデックスを要する動作、ダブルデックスを2つ組み合わせる動作、片足で3デックスする動作、BOP以外の単体で3ADD以上のデックスが入るトリックにduckingからつなげる動作、といった要素が絡むと動作が複雑かつ工程が多いため、無意識化が難しくなるのではないかと考えています。
 そして、これらの組み合わせになると大抵6ADD以上になる事が多く、7ADDになることも多い事からこのあたりに境界があるのではないかと考えています。
 ちなみ動作が3フェーズに分かれるというのは、セットとオリジナルのトリックの間にもう一つの要素が加わる事です。例えばmontageはspinnin set + ducking + ps whirlという3フェーズ、leviathanはstepping + ducking + double downで3フェーズです。またこの二つは更にduckingからpd whirlやdouble downに繋げているために更に難易度が増します。
これがfoodprocessorやspenderだと、blurry + pdx blenderやspinning + pdx blenderのために2フェーズですから、難易度は高いもののある程度無意識化が可能な範疇に収まっているのではないでしょうか。
 一方で5ADDのトリックでも3フェーズに分類されるトリックもあり、例えばrippedwarriorならstepping + ducking + butterflyの3フェーズですが、難易度は高いものの無意識化できる範疇に含まれると思います。最後のbutterflyが最も無意識化されているトリックの一つなので、3フェーズですけど実質2フェーズに近いと考えられるから(duckinにさえ抜けてしまえばあとはどうにでもなるから)です。
 
 このように例外も多くあるので一概には言えないのですけど、一応の傾向としてこう考えられるという事ですね。そして、これらを元に技術習得を行い、フリースタイルをくみ上げることが肝要でしょう。