ここまで練習のプランニングについて簡単に説明してきました。
ここで、「練習回数は5勤2休がよいのか、なら早速取り組もう!」と思った人はちょっと待ってください。あなたは、その練習プランを実行できる下地があるでしょうか。
5勤2休で強度の高い練習やトレーニングも行うプランは、今まで競技者として練習やトレーニングに取り組んだことのない人が、いきなり取り組めるものではありません。
一応1~2週間位なら何とかなるかもしれませんが、それを継続するのは非常に難しいはずです。
それは持久力を含めた体力が低い事も然ることながら、自らの身体を回復させる力(以降回復力と言います)がまだ発達していないからです。
以前の記事で、身体が回復しきってないときに高い負荷を加えてしまうと、オーバートレーニングになってしまうと述べました。
そして、普段大して負荷の高い練習やトレーニングを行ってこなかった人が、いきなり上記のようなプランで練習したらオーバートレーニングまっしぐらです。
実は最初に持久力を鍛えることを優先する方が良いと書いたのは、この回復力を高める事に大きく寄与するからでもあります。
つまり、持久力を鍛えることが日々の練習の質と量を確保するのに必要なだけではなく、次の練習までに自らの身体を回復させるのにも必要だという事です。
また、持久力をはじめとした一般的体力(回復力も含む)は、漸進的な成長しかしません。技術的な要素も大きい専門的体力は、きっかけがあったりコツをつかんだりすると一気に変化することもありますが、一般的体力はそうでは無いという事です。
その代わり、やった分だけほぼ確実に結果が返ってくるものでもあるので、日々の積み重ねが大切になります。
つまりは、自分の体力を把握したうえで、しっかりと回復できるペースで練習計画を立て、段階を踏んでステップアップしていかなければならないのです。
回復力については練習していくうえで自然と高まっていくため、あまり深く考えない人もいるようですが、非常に大切な視点です。
オーバートレーニングに陥ったり、急性・慢性を問わず怪我をしてしまうと、練習が大幅に滞り体力が低下するだけでなく、技術の退行も起こるからです。
こういった視点から管理してくれる指導者やトレーナーを付けることが現実的に不可能なフットバッグでは、自分で管理せざるを得ません。
ですので、自らの身体の管理については「過剰なくらいでちょうど良い」くらいに注意した方が良いでしょう。
競技者としての練習を行うためには、まずはきちんとした下準備が必要だという事です。
次回は、これまでの内容をまとめながら、更に具体的な練習のプランニングについて書きたいと思います。